エーデルホームの社長ってどんな人?

代表 新井重明(あらいしげあき)
出身地 埼玉県寄居町
家族:妻・長男・長女・母・猫(ミーちゃん)
趣味:山登り・バドミントン・ギター 特技:建築パース画
星座:夢見るおとめ座 血液型:O型 身長:182㎝ 体重:70㎏
好きなもの さけるチーズ・麦焼酎・
健康維持:バドミントンサークルで汗を流す。ジムトレーニング週一回以上行きたい。
毎年、登山に行くのが楽しみで、なぜか山に惹かれるものがあるんですね。
子供の頃よく父が山に連れて行ってくれたのですが、特に登山をしたということではなく沢で遊んだり山菜を摘んだりと自然の中に溶け込むような感じが心地よかったのかもしれません。
子供と初めて登った山は群馬県の谷川岳でした。
山頂まで約3時間の中級者向けコースで途中鎖を使って登る岩場もありけっこうキツイ山でした。
頑張って登頂できたのははよかったのですが、いざ下山となると当時小学2年生の息子が「足を捻挫して痛い!もう歩けない」と言いだし私も背負って下山するほどの体力も無く、しばらく茫然と立ち尽くしていると通りかかる登山者の方々から励ましの言葉や「頑張れ!」とやさしく声をかけていただきました。
しばらくして息子も元気を取戻してなんとか下山することができたのです。
その時は、もしかして救助ヘリ?なんて考えてしまって、かなり焦った思いでがあります。
その時の感動と興奮が息子の中で火がつき今では山好きの中学生になりました。
建築を生涯の仕事とした理由とエピソード・・・
自分に正直でありたい・・・
1996年私が、建築会社の営業だった頃の出来事なんですが、ある日「雨漏りがするので見てほしい」と依頼を受けました。
さっそく訪問して屋根の点検をしたところ、一部の瓦が割れて雨漏りを起こしている状態でした。
部分修理と防水塗装でまだまだ十分長持ちすると判断できましたので、詳しくご説明をさせていただきました。
お客様もそれでまだ使えるならと工事を始めることになったのです。
工事の途中で現場に行ってみると瓦が十枚以上割れているのです。
屋根瓦全体が古いので十分気を付けて作業るすよう指示していたのですが、作業中に割ってしまったようです。
外注の職人に尋ねると瓦は最初から割れていたの一点張りです。
そんな訳ない
「私が点検したときは瓦二枚が割れていただけだったはず」明らかに施工中に割ったことはすぐに判りました。
それにも関わらず認めようとしない職人!すぐに瓦を修理するように伝えると職人は怪訝そうに接着剤で割れた瓦を接着しようとするのです。」私は『そうじゃなくて瓦を交換してください。』というと「じゃ直接社長に聞いてみてくれないか」というのです。
私はさっそく社長に連絡をとり状況を説明しました。
瓦を破損させたのは工事中の責任なのだから「交換するように指示してください。」と私からお願いするとなんと信じられない返事が返ってきたのでした。
「まあ接着すれば特に問題もないらしいし屋根の上なんて見えないのだからそのままでいいだろう」と言うのです。
『そんなことしたらまた雨漏りの原因になりますよ』と反論すると『屋根も古いのだからそのうち葺き替え工事ができるじゃないか(笑)』というのです。
その時、無駄なお金を払わされているお客さまもどれだけ多いだろうか?と実感しました。
こんなことがまかり通っていいはずがない!
「このままお客さまに黙って工事を終わらせるわけにはいかない」そう決心しました。
お客様にきちんと事情を説明して瓦の修理をさせていただきたいと申し出たのです。
職人たちに瓦を交換するよう頼むと不機嫌そうな顔で「そんなに交換したかったら自分でやれば」
自分で・・・もういいよ
よしわかった自分で交換するから作業は中断してくれ!そして全て修理を自分自身で行いました。
その後の仕上げは職人を変更して何とか全ての工程を無事完了させることができました。
会社では先輩から一言『ほんとお前は馬鹿正直で要領が悪いな』と非難されました。
なぜ当たり前のことをして非難されるのだろう。
しかもそのような出来事は日常茶飯事に耳にするが誰もが平然と仕事をしている。
こんなことが当たり前でいいのだろうか?
いったい自分はどうしたいんだ・・・
自問自答の日々が続きました。
やっぱり自分にできることを正直にやりたい!
馬鹿正直で要領が悪くたっていいじゃないか!
それから間もなく独立という道を選択したのです。
しかしこれからがほんとうの厳しさを経験することになりました。
現実は厳しい!
仕事が全くない!
何の看板も持たない私はほとんど相手にされず門前払い
家族からもパパ大丈夫なの?と不安な声が・・・
修繕の下請けで食べていくのが精いっぱい。
元請からは叩かれ赤字なんてことも珍しくない。
丁寧な仕事をしようと思えば思うほど空回りする日々、いったい何のために仕事しているんだろうか。
お客様の安心と満足のために自分は独立したはずなのに・・・
現実に押しつぶされそうになりながらも葛藤の日々が続きました。
『どうしたら安心してリフォーム工事ができる方法を伝えることができるだろうか?』
そうだ『今まで見て経験したことを自己防衛策として小冊子にまとめてみよう!それを読んでもらえばきっと不安なくリフォーム工事ができるんじゃないだろうか』
そんな想いで小冊子「失敗しないリフォーム工事」A5版57頁にまとめたのです。
それからどんな些細なご縁だとしても小冊子を差し上げることにしました。
少しずつ『読んで役に立ったよ』なんて声を掛けてくださる方も増えてご縁をいただけるようになりました。
『そうだもっと多くの人にも伝えたい!』その想いを込めて”幸せの黄色いチラシB4版”を作りました。
そのチラシがきっかけで同じ想いを持つ職人とも出会うこともでき信頼できる職人チームとなり、また多くのお客様とのご縁をいただき満足の声をいただけるようになりました。
ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。
ご縁をいただけたお客様のためにも私は一切無駄な経費を掛けずにお客様の笑顔とほんとうの満足をいただくため、私の仕事を賭けて挑戦し続けます。
そして、建築業界をよくするため、リフォームで失敗する人をなくすために、業界の悪しき習慣と、断固戦い続けます。
エーデルホーム創建築設計事務所 新井重明